2023年11月5日

大会直前!【第92回全日本学生キックボクシング選手権大会&UKFチャンピオントーナメント2023決勝戦】

▼日時:2023年11月18日(土)

▼開場9:00 開始9:30

▼会場:東京・後楽園ホール

▼チケット料金(全席自由席) 一 般:2,000円 大学生:1,000円 高校生:以下無料

〈拓大対戦カード〉☆マークはポイント対象選手 

★第2試合 ライト級U-2ルール  3分2R 越川颯良(拓殖大学1年)vs 遠藤泰斗☆(東海大学4年)

拓殖大学の越川は、今大会がデビュー戦。しかしながら、すでに今年9月に行われたK-1カレッジ-60kgに出場し、実戦経験済み。もともとは、プロボクサーを目指していたが、キック部での練習を重ねていくうちにキックへの魅力を強く感じ、「今は自分の実力を試したい」と好奇心と向上心が旺盛な選手である。今年6月の審査会では、スパーリングパートーナーを務めた創価大学の川越(第10試合出場)の鼻から血を滲ませるほどのハードパンチャーぶりを披露した。パンチに絶対の自信を持つ越川。被弾覚悟で相手の懐に飛び込み、速くて重いパンチを打ち抜くことができるか!?勝利の鍵はそこにあると見る。

東海大学の遠藤は、昨年の第91回大会に出場し、見事勝利を収め学生キックデビューを果たすとともに「技能賞」を受賞。テクニックにおいては折り紙付きの選手である。リングサイドでカメラを構えていた私は、今年のチャンピオントーナメント出場を熱望。しかしながら、公務員試験と日程が重なり、出場を断念せざるを得なかった…歴史にifは禁物だが、もし彼がトーナメントに出場していれば、ライト級戦線はまた違った結果となっていたことであろう。そして今大会、ラブコールに応え、後楽園ホールのリングに戻ってきてくれました。意外にもピアノが得意の遠藤。最近は朝倉未来の入場曲のサビの部分が弾けるようになったとのこと…スゴい!強靱でしなやかな身体から繰り出される蹴りが強みの遠藤のラストファイトに注目。パンチの越川か!?蹴りの遠藤か!?年次の上下を超えた熱い闘いを期待したい。

4人、テキストの画像のようです

★第3試合 フェザー級U-2ルール 3分2R 多賀晴翔☆(拓殖大学1年)vs 下采尚叶(國學院大學1年)

拓殖大学の多賀は、今年のフェザー級チャンピオントーナメントに出場した選手。初戦、日本大学の相沢有輝(2年)を2RKOで下し、見事、学生キックデビュー戦を飾った。続く準決勝、日本大学の宮谷拓也(2年)と対戦。ムエタイスタイルの宮谷の首相撲、組んだままの崩れ倒しなど細かなテクニックに翻弄されながらも負けずと打ち返し追い上げを図ったが、1-2の僅差で敗退した。今大会では、前回の試合での課題克服を確認する意味でも出場する意義は大いにあり、キック部の期待を背負いポイント対象選手での出場となった。國學院大學の下采も、多賀と同じ1年生。今年9月に選手資格を得たばかりで、今大会がデビュー戦。審査会のスパーリングを観ただけの感想でしかないが、強豪・國學院の練習に揉まれたこともあって、相手の攻撃を見分ける眼は鍛えられている。自身よりも背の高いスパーリング相手であったため、やりづらそうであったが、懐に入らせないよう左手を前に突き出す構えやUの字を描くように相手のパンチをかわすウィービング、蹴りカット、カットからの蹴り返しなど、終始落ち着いた動きを見せた下采にセンスを感じた。多才な部員を多く抱える國學院大キック部の中で、選ばれて後楽園ホール大会へ送り出すということは、審査会のスパーリングでは披露していない秘めたテクニックを持つ選手であると思われる。拓殖大学と國學院大學の強豪校によるフレッシュマン同士の対戦、軍配が上がるのは!?

4人、テキストの画像のようです

★第4試合 フェザー級U-2ルール 3分2R 青木幹太(國學院大學4年)vs 犬養陽人☆(拓殖大学3年)

今大会の特徴として挙げられるのは、過去の学生キック王者が前半戦のリングに登場するということ。國學院大學の青木は、2021年フェエザー級王者に輝いた選手であり、同時に全日本学生キックボクシング連盟の大会実行副委員長を務める人物。2年生で学生王者となって以降、3年生であった昨年は、タイムキーパーやゴング係など大会運営の裏方に回り、そして今年は大会全体を統括する立場となって、今年行われた各大会を運営してきた。その間、審査会のスパーリングでは、受審者のために自らスパーリングパートナーを買って出るとともに、OBからなる連盟役員の「愛ある指導」を受け止め、この一年間で精神面でも相当鍛えられたことだろう。当日は、大会進行と掛け持ちしながらの出場となるが、元王者の貫禄を見せつけるような試合を期待したい。

拓殖大学の犬養は、今年5月に選手資格を得た後、6月の大学交流戦で学生キックデビュー。デビュー戦の相手は、今大会のメインイベンターを務める日本大学の鈴木(3年)。同じ3年生、デビュー戦とあって、意地がぶつかり合う激しいファイトの末、0-2の判定によりデビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。リングを下り、控室に引き揚げた両者だが、共に倒れ込んでしばらく起き上がることができないほど疲労困憊状態に…今大会、元チャンピオンの胸を借りる犬養は、ポイント対象選手として出場する。これはすなわち元王者である青木を喰うという強い意志の表れとみる。犬養の下剋上か!?青木が元王者の貫禄を見せつけ返り討ちにするか!?

4人、テキストの画像のようです

★第5試合 ウェルター級U-2ルール 3分2R 田中良弥☆(拓殖大学4年)vs 吉田十英琉☆(中央大学1年)

拓殖大学の田中は、キック部の前主将であり、昨年のチャンピオントーナメントのファイナリスト。彼の大学生活は学生キックとともにあり、コロナ禍後、再開された大会に積極的に出場し、中央大学の安河内大樹(2021年第90回大会最優秀選手賞)、國學院大學の加賀崎大介(2022年ウェルター級王者)といった学生キックの名選手たちとの間で激闘を繰り広げてきた。リングサイドでカメラを構えていて感心したのは、ハイキックとミドルキックの美しさと力強さ。それを可能にしているのはバネのように強靱な体幹であり、日頃の地道なトレーニングの賜物であることが分かる。来年、第93回大会のポスターのセンターを飾る有力候補の一人としてリングサイドでシャッターを切りたいと思います。

中央大学の吉田は、先月、選手資格を得たばかりで、いきなり後楽園ホール大会に出場、そのデビュー戦の相手が歴戦の雄・田中とは荷が重いのではないか…当初はそう思った。いやいや、近年の学生キックの部員の中には、入部時点ですでにアマチュア大会の出場経験がある者も多く、吉田もその一人。高校一年生でK-1甲子園-70kgワンマッチに出場し、すでに実戦を経験している。審査会のスパーリングでは防御に徹し、あまり手を出さなかったのは、すでに後楽園ホール大会出場を見据えての行動だったのか…ちなみに、名前の「十英琉」は「しえる」と読む(汗)

7人、テキストの画像のようです

※学生キックサポーター西川雄策さんのFB投稿から転用させていただきました。

当日は部員の皆さん、拓大の皆さん、拓大OBの皆さん、後楽園ホールにお越しください!

拓大キックボクシング部の選手の応援を宜しくお願い致します!

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